FRPの修理って物凄く幅が広くて・・・、奥も深いです。
とくに下ハルか上ハルかで大きく違ってきます。
車で言うと
下ハルは フレーム上ハルは ボディー(パネル)って感じなんです。
なので、こんな感じに壊れても この場所なら、ねじれる箇所でもないので整形に時間がかかるだけで修理可能なんですよ。
モチロン 簡単ではないですが、裏張りできれば強度も出せるので綺麗に治ります。
ですが 水圧が直接かかる所は
場所や割れ方で修理の方法などが変わってきます。修理不可なんて事もありますよ。
基本、上を向いて液体を塗るのでスタート時点で難易度UPですしね(笑)。
以前ウチの見積もりが高いと思って 他で2~3万円で直してくれたという方がいましたが、
修理箇所が剥離、剥離した所に水圧がモロにかかって船底ベロンチョと剥がれて沈してましたよ。
裏から貼ってサンドイッチできないパターン。
これも 見た目はちょっとした傷でしたが、延々と積層剥離が起きてます。
中心部から外側に円のようになってる白い部分が剥離です。
これがなくなるまで広範囲に削らないといけません。
修理金額や年式、強度、再剥離のリスク・・・・・
色々難しい判断になってきます。
どんな修理しても 修理後は変わらないのが悲しい所(笑)。
最近のボートは 軽量ですが、薄いので衝撃には弱いのかなー。
素材も特殊なので、色々難しいです。
上下パカッと割れたなんて笑えない話もありますので
安易な修理はやめた方が良いですね。
ハル修理のお話でした。