JETSKI

水没した時の対処法 2サイクル

水没した時の対処方ですが、

4サイクルはエンジンを絶対にかけたらダメですよ。

4サイクルの場合はオイルに水が混ざるので

シリンダーの水を抜いたところでオイルを抜かないと意味がありませんので・・・。




今から紹介するのは2サイクルの水没の場合ですね。

クーリングラインのフィッティングが折れて浸水。

メインの排水ラインですと1分かからず完沈近くまで浸水しますよ。
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まず、プラグを外して船体を横倒しして排水。

そのままの状態でクランキングします。

勢いよく、水とガソリンが混ざった液体噴き出してきます。

この時 絶対わすれちゃいけないのが

プラグコードのアース。

プラグコードからスパークしないようにアースするか、

コイルの配線カットします。
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シリンダーから噴き出すのは水だけではなく、ガソリンも混ざってます。

インジェクションの場合は強制的にガソリンも噴射します。

そのガソリン交じりの水があちこちに飛び散り、

そこにプラグキャップからスパークした火花が着火するんです。


もし、水とガソリンが14.7対1でブレンドされたら

理想の空燃比ならぬ水燃比ですね(笑)。

そう大爆発します!


笑いごとではなく、炎上です・・・。

実際に少なくない数 見てますから・・・・・・。



こんなんなりますから、これに火が付いたら全焼ですよ。
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シリンダーの水を出したら、バッテリーの消耗防ぐため

一気筒ずつプラグをつけて始動させます。

かからなければ、プラグを外して、再度水抜き

プラグを新しくして再チャレンジ。

これを一気筒ずつ繰り返します。



この作業でエンジンが掛ったら

今度はガソリンを抜きます。

かなりの確率でガソリンにも水が入ってます。

水は下に沈みますので、特にタンクの下側を最初に抜き取ります。


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全部ガソリン抜きとったら、新しいガソリンを入れて

エンジン始動させ、通常のフラッシングしてください。



エンジンが復活したら、エンジンルームを徹底的に水洗いします。

海水の場合は、ソルトアウェーなんかも使用して

徹底的に洗います。
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そして、配線カプラーを外して、エアーダスターで水分とばして、

防錆スプレー、グリスアップします。

これをしないと、入り込んだ水分がちょとづつ配線や端子を錆びさせて

来シーズン電気系統のトラブル続出の

困ったチャンになりますよ。
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そして、とっても重要なのが、

この水没処理をして復活したボートを

出来るだけ早く乗ってあげる事!!

クランクケースなど入り込んだ水分はそう簡単には抜けません。

どうしても抜けきれない水分をしっかり燃やして、クランクのベアリングの細部まで

オイル分を浸透させてあげる必要があります。


現場で水没処理して、エンジンかかったのでそのまま撤収

翌週エンジンかからず、
クランクベアリング錆びて固着。


クランク交換。




結構良くある事例です。


正しい処理をすれば、最小限の出費ですみますが、

間違った処理をするととんでもない出費になりますよーー。







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by spicewebnet | 2015-08-07 22:41 | JETSKI | Comments(0)

北海道のマリン&スノー プロショップです。


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